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ノンスキャフォールディング工法®(以下、NSC 無足場工法)とは、通常では足場や高所作業車が必要な高所で、足場の代わりにロープやスリング及びワイヤーなどを使用して空調、ダクト、電気、看板などの設備工事、高層建築物の点検、ビルや倉庫の全面打診調査、縦樋、タイルやシーリング工事を行うための特殊な工法です。(2015年6月に国土交通省のNETISに登録)

一般的には、産業用ロープアクセスや無足場工法と呼ばれております。

高所作業車や橋梁点検車の駐車スペース確保や道路規制が困難な現場、高所作業車や橋梁点検車では作業場所まで届かない現場、足場や橋梁吊足場が容易に組めない現場、足場や橋梁吊足場を組むほどの予算や時間がない小規模な現場など、今まで工事の難しかった現場も、NSC 無足場工法でスピーディーに工事を行うことができます。

なお、NSC無足場工法では、ビル低層階から鉄塔高所作業など高高度までの高所作業を想定しております。

そのため、安全確保には万全かつ細心の注意を払っております。

特に、高高度の作業ではたった一つの機材の落下さえ許されないため、弊社では安全確保のために独自開発した機材を使用しております。

​(高高度での高所作業の安全確保のための機材例)

 

■ NSC 無足場工法での作業風景

NSC 無足場工法の講習

・NSC 講習は、受講者全ての方が自分自身の手で全ての講習内容を実施できるように講師1人につき最大人数が2名となっております。一週間後に忘れているような講習では意味がありませんので、同じことを繰り返し行うことにより身体で覚えて頂きます。

・NSC 講習は、日本で唯一、実際のビル外壁を使用して行うロープ高所作業の講習です。9階建ビル外壁の様々な壁面(36m垂直壁、28m垂直壁+10m斜壁、6m鉄骨トラス、28m垂直壁中の2m、12m、16m段差壁)を使用し講習を行います。

更にNSC 職人用講習では、ロープ上で行う職種にあった各種工事を想定し講習を行います。

開催概要

一般用NSC講習

【対象】

NSC 無足場工法の技術を業務に活かすことに興味のある方です。

講習の合格者には、ロープ高所作業協会より講習のクラス区分に応じた資格を付与すると共に、講習時の写真を貼付した認定証を交付します。

 

【講習クラス区分】

・NSC Novice:合格者はNSC Advanced 保持者の管理下でNSC作業を行うことができる。

・NSC Rescue:合格者はNSC Advanced 保持者の管理下若しくはNSC Rescue保持者とNSC作業を行う事ができる。

・NSC Novice+Rescue:合格者はNSC Advanced 保持者の管理下若しくはNSC Rescue保持者とNSC作業を行う事ができる。

・NSC Advanced:合格者はどの資格保持者ともNSC作業を行うことができる。

・NSC Instructor:合格者はNSC技術講習の講師として活動することができる

 

【受講に必要な資格】

・NSC Novice : ロープ高所作業特別教育修了証

・NSC Rescue : 1.消防本部によって行われる上級救命講習を受講し「救命講習修了証」の交付を受けた方

                         2.NSC Novice 技術講習合格者

・NSC Novice+Rescue :1.ロープ高所作業特別教育修了証 

                                     2.消防本部によって行われる上級救命講習を受講し「救命講習修了証」の交付を受けた方

・NSC Advanced :NSC Rescue 技術講習合格者

・NSC Instructor :NSC Advanced技術講習合格者

 

【講習日数】

・NSC Novice:3日間

・NSC Rescue:3日間

・NSC Novice+Rescue:6日間

・NSC Advanced:3日間

・NSC Instructor:5日間

 

【費用と最小催行人数】

・最小催行人数:2名 

・NSC Novice:150,000円(税別・保険料・教材・レンタル機材・ビル使用料込み)

・NSC Rescue:150,000円(税別・保険料・教材・レンタル機材・ビル使用料込み)

・NSC Novice+Rescue:300,000円(税別・保険料・教材・レンタル機材・ビル使用料込み)

・NSC Advanced:150,000円(税別・保険料・教材・ビル使用料込み)

・NSC Instructor:250,000円(税別・保険料・教材・ビル使用料込み)

 

職人用NSC講習

【対象】

現在、職人として現場作業を行っている方が対象です。 

講習の合格者には、ロープ高所作業協会より講習のクラス区分に応じた資格を付与すると共に、講習時の写真を貼付した認定証を交付します。

 

【講習クラス区分】

クラスは10種類に分かれており、各職種に合わせた講習を行います。

 

【受講に必要な資格】

1.ロープ高所作業特別教育修了証

2.消防本部によって行われる上級救命講習を受講し「救命講習修了証」の交付を受けた方

【各資格の日程と費用】

① ~⑨  NSC 送電、NSC 通信、NSC 空調、NSC ダクト、NSC 電気、NSC 看板、NSC 塗装 

            NSC ビルメンテナンス、NSCビル外装

日程:7日間(最小区分け日数:3日+3日+1日)

280,000円( 税別・保険料・教材・レンタル機材・ビル使用料込み)

⑩ NSC ドローンレスキュー

日程:10日間(最小区分け日数:3日+3日+4日)

400,000円/人 税別(保険料・教材・レンタル機材・ビル使用料込み)

共通事項

【講習場所】

埼玉県川越市 東上パールビル及び群馬県若しくは千葉県の山中

【講師保有資格】

[ 国家試験]:2級建築士・1級管工事施工管理技士・2級土木施工管理技士・第二種電気工事士・消防設備士甲種4類・危険物乙種4類・第三級陸上特殊無線技士・小型船舶2級特殊・1級冷凍空気調和機器施工技能士

[ 公的資格]:第一種冷媒フロン類取扱技術者・冷媒回収技術者・小型移動式クレーン・高所作業車(10m以上)・足場組立作業主任者・フォークリフト(1t以上)・石綿作業主任者・ガス溶接技能・アーク溶接技能・玉掛け(1t上)・管工事監理技術者・特定化学物質作業主任者・酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者・職長安全衛生教育・高圧電気取扱・ボイラー取扱・認定電気工事従事者・電気工事作業指揮者
[ 民間資格]:PADI Cカード・三洋GHPサービススタンダード・・ダイキン危険予知訓練・太陽光発電施工技術・圧雪車・上級救命講習

[ ロープ関連資格]:NSC Instructor・ロープアクセスⅠ・搬送技術・Rescue3 TRR-T・中災防 ロープ高所作業特別教育インストラクター

​ATI BAT-1、BAT-2・IRATA レベル1

※ 講習費用は事前振込みでお願い致します。

※ 宿泊所及び食事に関しては各自調達願います。

※ 思い出し講習は無料にて随時開催しておりますので、各自ご参加下さい。

※ 飛び級制度もあります。試験に合格すれば上位のクラスに移行できます。

耐創・耐熱ロープガード

NSC 無足場工法の資材の販売

表布はケブラーに代表されるアラミド繊維を用い、裏布には防炎シートを用いた独自のNSC用ロープガードです。

 

使用方法:

ディッセンダーより上のロープに巻き、刃物や溶接の炎からロープを守るために使用します。

実際の防炎テスト・切断テスト風景は、こちらをご覧下さい。

 

コーナープロテクター斜め用

価格 :

長さ 60cm 12,000円(税別)

長さ 90cm 15,000円(税別)

アルミ材(板厚10mm)、ステンレス製のボルト、アルミ製のパイプを組み合わせたコーナープロテクターです。

(制作いたします。)

 

サイズ : H140×W200×D×200

価格 : 24,000円(税別)

コーナープロテクター

鉄骨製支点

アルミ材(板厚10mm)、ステンレス製のボルト、アルミ製のパイプを組み合わせた斜め用のコーナープロテクターです。(制作いたします。)

サイズ :H140×W200×D×200

価格 : 25,000円(税別)

ロープアクセスでは取り付くことができない、折板屋根の根本に取りつくための支点です。

(制作いたします。)

価格 :お見積り致しますのでお問い合わせ下さい。

ウインチ用ワイヤーロープガード

200kg以上荷重が掛かったワイヤーの摩擦に耐えられるワイヤーロープガードです。

(制作いたします。)

価格 :お見積り致しますのでお問い合わせ下さい。

帆布製特大ロープガード

巾1m×長さ4mの6号帆布を半分に折り込み縫い合わせた、エッジを広範囲に覆うことができる独自のNSC用ロープガードです。

サイズ : 巾40cm強 × 長さ4m弱

価格 : 20,000円(税別)

NSC 無足場工法の機材・自社検査

ロープやスリングの自主検査

1.ロープの種類及び径の違いによる切断荷重検査

2.ノットの違いによる切断荷重検査

3.デージーチェーンの中間リング及びオープンスリングとしての切断荷重検査

4.オープンチューブスリングの耐荷重検査

5.スリングをテープベントした場合の耐荷重検査

6.ベルトスリングの耐荷重検査

7.酸やアルカリなど薬品が付着した繊維製品の切断荷重検査

 

機材の自主検査

1.カラビナの耐荷重検査

2.ディッセンダーの耐荷重検査(RIG)

3.酸に浸けたカラビナの耐荷重検査

4.高所から落下させたカラビナの耐荷重検査

 

自社製品の自主検査

1.自社製ロープガードの性能試験:酸素アセチレン炎

2.自社製ロープガードの性能試験:セーバーソー

3.自社製ロープガードの性能試験:チェーンソー

4.鉄骨製架台の耐荷重検査

5.コーナープロテクターの耐荷重検査

 

その他の自主検査

1.作業状況の違いによるロープの耐荷重検査

2.エッジの違いによる切断荷重検査

3.落下試験による、実際の荷重計測

 

検査の受付

当社では有料にて機材の検査を受け付けておりますので、お気軽にご相談下さい。

1.繊維製品の切断荷重検査:3,000円~

2.ギヤの耐荷重検査:3,000円~

当社では、安全作業のため永木精機製 テンションメーター(デジタル型  T-5 及び アナログ型 A-30)を使用して、各種自社検査を実施しております。

NSC 講習 講習風景

NSC Advanced 及び ドローンレスキュー講習 風景

帆布製ロングロープガード

巾24cm×長さ6mの10号帆布を縦半分に折り込み、マジックテープを取り付けたメインロープとバックアップロープの2本を6mに渡ってカバーすることができる独自のNSC用ロングロープガードです。

サイズ : 巾12cm × 長さ6m弱

価格 : 25,000円(税別)

ダブルロープバッグ

バッグの中は、縦二層に分ける事ができ、メインロープとバックアップロープを別々にしまうことができます。

上下どちらにでも背負う事ができるので、ロープバッグの下からロープを繰り出す事ができ、橋梁や鉄塔などの狭い空間で威力を発揮します。

実用新案登録:第3197291号

サイズ : 11mmのロープ80mを2本しまうことができます。

価格 : 28,000円(税別)

Anchor 1
Anchor 2
Anchor 4
Anchor 5
Anchor 6

NSC(無足場工法)事業部のご案内

また、このNSC 無足場工法を利用すれば、人が行けないような高所や狭所で、ロボットやドローンが故障や墜落などをした際、深い水中以外ならロープを使って回収しに行くことができます。

高層建築物やインフラの点検整備、国立公園内や山中での撮影、測量及び調査などを行うロボットやドローンが故障や墜落をした際に、機体の回収は100%必要となります。(回収できなければ、産業廃棄物の放棄となり罰せられます。)更に機体を回収しなくては保険も利きませんし、公務や撮影を仕事としていれば、特殊で高額なカメラや、撮影したデーター自体など、機体より高額な機器やデーターが付帯されていることもあるため、機体の回収は必須となります。しかし、2017年1月現在、それらを回収するサービスは世界的にみても確立されておりません。そこで、弊社ではNSC 無足場工法を使用し、故障や墜落したロボット及びドローンを回収若しくはロボットの補助を行うサービスを確立し提供する事といたしました。サービス名は「ドローンレスキューⓇ」です。(2017年6月商標取得)

ケーブルワイヤー用ローラープーリー

300mの鉄塔高所作業用に開発しました。

​直径100mmのケーブルまで対応可能です。

落下防止リング

こちらも300mの鉄塔高所作業用に開発。

手首とS環をパワーロープで接続し、ハーネスのギアループに付いているカラビナをピックアップする際、手を離してもカラビナが落ちないようにするためのリング

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