
① 新築住宅:耐震・免震・制震構造にする。
各メーカーや工務店と相談する。
② 新築住宅:構造計算を行う。
構造計算書を確認する。
③ 既設住宅:耐震診断後、耐震・免震・制振構造にする。
リフォーム費用が高価。新築したほうが安い例も。
④ 既設住宅:耐震シェルターの活用
部屋内に置くだけのタイプも有り、費用が非常に安価。
対災害住宅と備蓄
当社が東日本大震災前から施工及び準備していたものを中心に、東日本大震災以後に考え施工及び準備したものを掲示してあります。
これから住宅を建てる方、改修しようと思っている方のお役に立てればと思います。
対災害住宅に関する設備工事はもちろん、各災害に対応した備蓄及び管理方法などに関しましてのコンサルティング業務も承っておりますので、お気軽にご用命ください。
自分の土地にどのような災害が起こりえるか検証する(インターネットの活用)
① 水害・津波:海抜を調べる。
② 地震:土地の揺れやすさを調べる。
③ 地震:活断層の有無を調べる。
④ 地震・津波:発電所の位置を調べる。
各災害に対応した基礎を考える
各災害に対応した躯体を考える(柱、梁、耐力壁、剛床など)
各災害に対応した備蓄関連
各災害に対応した住宅設備を考える
① ディーゼル発電機:燃料の確保、保管が容易。災害時、ガソリンの購入は難しいが軽油は購入できる可能性がある。発電機自体が非常に高価。
② 軽油の備蓄:ガソリンに比べ許可された備蓄量が多い。ガソリンに比べ、軽油は保管期限が長く扱いも容易で備蓄向き。定期的に車両などに入れ更新する。
③ 石油ストーブ:停電時でも使用可能。定期的に空気の入れ替えが必要。
④ 灯油バーナー(オムニ石油バーナー):停電時でも使用可能。風呂、給湯、炊事及び暖房など、停電時でも幅広く利用可能のすぐれもの。屋内使用時は、定期的に空気の入れ替えが必要。
⑤ ジェットヒーター:屋外暖房用。広範囲を短時間で温める事が可能。(発電機又はバッテリーによる100Vは必要)
⑥ 灯油の備蓄:添加剤を使用すれば、軽油の代わりにもなる。灯油は保管期限が長く扱いも容易。許可された保管量も多く備蓄向き。定期的に使用して更新する。
⑦ 灯油添加剤の備蓄:灯油に加える添加剤。灯油が軽油の代わりとして使用できる。公道を走る車両には使用不可。発電機などには使用可能。
⑧カセットガス発電機(ホンダ エネポ):取り扱いが容易。軽量で持ち運びも容易だが、高価。2台接続する事も可能。
⑨ カセットガスコンロ:取り扱いが容易。災害時の炊事には必要不可欠。
⑩ カセットガスの備蓄:価格が安く、許可された備蓄量が非常に多い。取り扱い及び管理が容易で、保管期限が長く備蓄向き。定期的に使用して更新する。
⑪ ガソリン発電機:価格が安く、ホームセンターで購入可能。排気ガスが臭く音がうるさい。ガソリン給油時の取り扱いに注意が必要。
⑫ ガソリンの備蓄:専用の保管容器が必要で、保管期限が短い。ガソリンは購入及び保管量の制限が厳しく、取り扱いを間違うと爆発の危険がある。定期的に使用し更新するが、ガソリン車に給油することで更新可能。
⑬ LPGガスコンロ:炊き出しに便利で、扱いが簡単。停電時に使用可能で、高カロリー。寸胴やドラム缶風呂に使用可能。
⑭ LPGガス給湯器:持ち運びが便利で、どこでもお湯が使用できる。扱いが容易。水圧が掛かる水道と電源(1A)が必要。
⑮ LPGガスボンベの備蓄:災害時、都市ガスは復旧に時間が掛かる。保管が容易で保管期限が長い。手に入れるのが困難。
⑯ 雨水タンク:断水時のトイレ用に600L以上のタンクが必要。通常時はポンプと蛇口を取り付け、蛇口をひねれば水が出るようにする。設置場所とし上階に設置すれば水圧で使用可能。壊れた温水器なども雨水タンクとして利用可能。
⑰ UPS(無停電電源装置):停電時、PCの情報確保及び、モデム電源の確保。いつ起こるかわからない停電時に、PCのデーターを確保できる必要不可欠なバッテリー。停電時、インターネットにつながることで情報を確保できる。(3年ほどでバッテリーの交換が必要になる。)
① 太陽光発電システム:停電時の昼間の電源として有効。異常気象に対応した基準風速及び風圧荷重を考え選定する。
② バッテリーシステム:停電時の夜間の電源として有効。充電器、インバーター及びバッテリーが必要。
③ 屋根材:金属製瓦など軽量の屋根材を選定する建物全体の軽量化と重心の低下を実現する。
④ 窓:出窓はなるべく避ける。出窓はシャッター、雨戸、格子が付かず、防犯上で不利になる。
⑤ 窓:二重サッシやペアガラスにする。窓からの熱損失割合が一番高いため、熱損失割合の低いものを選定する。
⑥ 外壁:耐火構造のものを選ぶ。外壁を耐火構造にすると、火災保険料が安くなる。
⑦ 火災報知器:連動式にする。他室の火災がわかる。
⑧ 換気設備:全熱交換器を使用する。(通常時は第一種機械換気)空気の汚染時、放射能吸着フィルターを取り付け、屋内の吸込口を塞ぎ、第二種機械換気設備として使用し、放射能などの汚染物質を取り除いた綺麗な空気を室内に取り込む事ができる。
⑨ 換気設備:外部の排気用フードはシャッター付きにする。汚染物質を取り込まないように、フードはシャッター付きにする。
⑩ 空調設備:外気導入型を選定しない。空気の汚染時、外気導入型は、外気導入口をテープで塞ぐ。
⑪ 給気口:フィルターのあるものを選定する。空気汚染時には、給気口を閉めるか、放射能吸着フィルターを取り付ける。
⑫ 給湯設備:エコキュート、電気温水器、ボイラーなど。停電時でも、タンク内300L以上の飲み水が確保できる。強固に壁面に固定する。
⑬ 給湯設備:ガス湯沸し器(LPG)をキッチン側に設置する。停電時でも温水が使用可能。(発電機又はバッテリーによる100Vは必要)
⑭ ガスレンジ:LPGガスレンジを選定し、キッチン周りはガス設備にする。LPGガスレンジは停電時でも使用可能。
⑮ 上水道:本管から2系統で取り出す。1本が折れた場合のバックアップとして。
⑯ オール電化:オール電化にしない。バックアップとして、ガス設備も必要。キッチン周りをガス設備、風呂や洗面周りを電気設備にする。
⑰ LAN:全室を有線LANにする。無線LANは人体への悪影響が証明されている。
⑱ 床下収納:食品保管用として。夏場でも温度が低い。
⑲ 地デジアンテナ:ケーブルTVは、基地局が停電もしくは破壊したら配信不可能。
各災害に対応したライフラインの確保及び備蓄を行う
① 玄米の備蓄:3ヶ月分以上確保する。通常時は古いものから食べながら更新する。
② 米備蓄用冷蔵庫:通常時、玄米備蓄用にあると助かる。適温(13℃以下)・適湿(65~75%)で米の鮮度を保ち、殻象虫やカビの繁殖も防止する。
③ 精米機:玄米精米用に必要。米糠は肥料として利用可能。
④ 味噌や醤油の備蓄:3ヶ月分以上確保する。通常時は古いものから食べながら更新する。
⑤ 純米酒の備蓄:3ヶ月分以上確保する。通常時は飲みながら更新する。
⑥ 食糧の備蓄:レトルト、缶詰及びパスタなど賞味期限が長く、更新しやすいものを3ヶ月分以上確保する。通常時は古いものから食べながら更新するので、食べやすいものを選定する。賞味期限は一覧表にしておく。
⑦ 飲料水の備蓄:ペットボトル、1人1日3Lとして3ヶ月分以上確保する。外箱に賞味期限を書き、通常時時は古いものから飲みながら更新する。
⑧ 現金(硬貨):あって困るものではないので多めに確保する。災害及び停電時、金融機関からの現金引き出しは不可能。お札は釣り銭切れの為使用できない可能性があり、硬貨が必要。
⑨ 薬:持病用は3ヶ月分以上確保する。通常時は使用期限が切れたものは廃棄し、新しいものへ更新する。
⑩ 野菜の備蓄:水耕栽培、庭及びプランターなどで、通常時から野菜を作り勉強しておく。プランターやハイポニカを使用する水耕栽培はバルコニーでの野菜栽培が可能。
⑪ トイレットペーパー・ティッシュペーパーの備蓄:通常時から3ヶ月分は備蓄しておく。通常時は古いものから使用し更新する。
⑫ パスポート:万が一の海外避難用、更新を忘れずに。
車両に関して
① 車両:軽油車がベスト。災害時には、ガソリンは直ぐに無くなる。
② 避難時の燃料用携行缶:軽油ならポリ缶で代用可能。停電時は、ガソリンスタンドに燃料があっても購入不可能。
③ 車内用TV:情報取得用に必要。ナビや携帯電話で代用可能。できればフルセグがベスト。
④ 空気清浄機:外気汚染時の被曝防止対策として。100V電源が必要。もしくは車内を正圧に保つための空気ボンベ。
⑤ インバーター:車内に100Vコンセントが無い車は必要。携帯電話の充電及び空気清浄機運転用。
⑥ タイヤ:冬季は必ずスタットレスに履き替え、チェーンも必ず積載しておく。
⑦ 燃料:通常時から常に満タンを心がける。
① 地盤調査を行う。
スウェーデン式サウンディング試験など。
② 地盤改良を行う。
湿式柱状改良工事など。
③ 地下室を作る。(強固な基礎として利用できる。)
シェルターとして使用可能。










































